お金というものが変化する時代

多くの人にとってお金と価値が

不可分で境界線のない時代が

産業革命から現代までで100年以上に

わたり継承されてきました。

 

お金はもともと金本位制といって

金に替えるための手段でした。

 

金がなぜ価値があるのかというと

金を加工する技術と金が持つ性質に

ありました。金を加工し鋳造する技術は

船を加工する技術が応用されたもので

航海時代に生み出されたものです。

 

また炭鉱の採掘には鉄鉱石を加工する必要がありそれも航海時代に生まれたものでした。

 

航海時代の船大工の技術と採掘技術の

最先端の技術を金に施したために

金自体に技術のそれを見出すことができました。つまり金に施された技術そのものが

次の時代を創造できる手段でした。

 

これらのノウハウを如実に保存した価値

として加工しやすい金は最適でした。

 

だから金には価値があり兌換紙幣として

効果を得たのでした。

 

時は立ち紙幣が人々のノウハウを

保存する技術としての信用を

裏付ける必要がないレベルにまで

昇華されました。

 

もうノウハウを保存する技術を

金に残す必要すらなくなりました。

 

コンピュータの電子媒体はそれを

不可視にすることにより永久凍結

させることに成功しました。

 

ビットの中に保存されたその価値は

いまやそれを解凍した人間に

与えられるものになりました。

 

仮想通貨がうまれたためです。

高度な暗号化によりその解析技術を

持つものだけにその価値を享受する

権利が与えられました。

 

電子媒体にある見えない価値の交換が

もはや物体としての紙幣を

必要としなくなりました。

 

ノウハウを保存する手段は今後

様々な形で表されその最上のものとして

暗号資産が使われるようになるまで

技術的な更新を余儀なくされました。

 

電子媒体に記述されたノウハウが

価値になりそれいがいは淘汰され

AIがその価値の割り振りを解析し

個別に分配します。

 

その分配する仕組みはアリゴリズムにより

決まっており人間が介入する余地はありません。ただコンピュータがデータにより解析した結果、人々に必要な額だけの補填を行っています。コンピュータが必要だとはじき出したその数値が私たちの生活資源にもうすでになっており国家はそのスピードについていけず

世界企業がそれらを牛耳っています。

 

プラットホームに乗せられて

私たちの価値はその活動により

決定されます。

 

AIに代替される産業というものはつまり

自動化する仕組みを私たちに当てはめた場合の

余剰部分となりあとは均一に配分されます。

 

新しい時代に困惑する人間が多く

また理解もできない故に無意味な行動を

する人たちが不安や不審を思いつく以上の

スピードでAIの自動化はすすみます。