どうしてわたしばかり...

人が理不尽なことに直面したときに

働くある思い込みの話をします。

 

人は基本的に世界は秩序がある

公正であると考えています。

 

基本的に次に踏み出す一歩は

完全に安全であると信じています。

 

これを公正世界仮説といいます。

 

公正世界仮説は人間が陥りやすい

誤認や不和などの解消に使われます。

 

認知的な不協和があるときに

人はその合わない部分を補う努力や

行動をとります。

 

その埋め合わせに使われるのが

公正世界仮説です。

 

理不尽な目にあったときに

私たちは世界が皆広く一律に公正であること

を必ず信じています。

 

だからこそ理不尽に対して感情を

抱きます。

 

これは自分が立てた推論に対して

不協和が起こるためその解消に

公正性を利用したために

 

不協和が起こり飲み込めないジレンマを

起こします。

 

そのジレンマを解消するために

人は公正世界仮説を作り出しました。

 

みなが幸せで正しく優しい世界。

なんて美しいんでしょう。

 

それを破壊したのは科学と統計ですが

科学技術により遠く離れた虚構や

二次的な現実さえも錯覚してしまうほど

高速化された私たちの認知は

その情報量に耐えられない結果

膨大なエラーをおこしました。

 

それが、神経症です。

 

解決するには認知的不協和を解消し

公正世界仮説自体の認識が必要で

その上でより高度な認知が必要に

なります。

 

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