Googleという魔法の呪文

世界にはまるで知らないことがないかのような振る舞いと

装いで知らないうちに身近なものとして現れた特殊な動詞がある。

 

それは今までになく画期的なもので一言で全てを表していた。

それは今までいう「調べる」という人間の行為を

抽象的にまたは具体的に変革しうるものであった。

 

人々はもう辞書をひく必要がなくなり考える必要性すら失った。

わたしたちは全てに答えを出すエンジンを

 

いや魔法を手にしたのだ。

たった一言を唱えるだけで全てにアクセスすることができ

それ以外のものは一切存在しておらず私たちは何も考える必要がなく

その答えに従うだけでいいのである。

 

この魔法の呪文はとても強力でどんなものでも一度

唱えてしまえば解決してしまう代物で私たちの問題は何もないのである。

 

そのことに気づいている人がどれほどいるのかはわからないが

要するにそういうことなのである。